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2016年6月6日
「BOSS」に“デカフェ”投入し新規層開拓
サントリーBF、潜在ニーズ掘り起こし図る
サントリー食品インターナショナルは、今夏「BOSS」ブランドで、注目度が高まっているカフェインレスコーヒー市場に参入する。初の“デカフェ”商品をPET入りのブラックで発売し、新たなカテゴリーの創造を狙う。発売の狙いや商品のこだわりについて食品事業本部の木下卓也ブランド開発第二事業部課長に聞いた。
カフェインレスコーヒーは、海外では定着している商品で、国内では小規模ながらここ数年徐々に需要が現れ、デカフェのコーヒー輸入豆も伸長している。同社は、デカフェの需要が今後日本でも高まる可能性があると考え、長年商品化の計画を温めてきた。コーヒー飲料は主力のSOT缶に加え、ボトル缶やカウンターコーヒーなど選択肢が増え、個人の消費量も右肩上がり。一方で、カフェインに対して、「眠れなくなる」「体を冷やすのでは」「利尿作用が心配」など、一部ネガティブなイメージがあることから、「デカフェの提案で、コーヒーの飲用シーンをさらに広げられるチャンスがある」(木下課長)と商品化を進めた。
ターゲットは、ブラックコーヒーとノンカフェイン茶を併飲している30代前後の男女を想定。「飲料市場では薄味系の商品が伸び、ストレスフリーな価値が高まっている。ブラックコーヒーはながら飲みスタイルで、今回はコーヒーとお茶飲料の併飲者に向けて提案したい」(同)。
▼以下略
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