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日刊食品通信
2016年5月31日

ロッテOB、韓国オリオン社とガムを共同開発


香料とガムベースを供給、調香レシピも指導

  日本フレーバー・フレグランス学院を経営する香料食品技術アカデミー(本社・東京都文京区)はこのほど、韓国の大手製菓メーカーのオリオン社と業務提携し、オリオン社の中国法人とチューインガムの共同開発を行う。香料食品技術アカデミーがチューインガムの原材料である香料とガムベースの一部供給、調香レシピの技術指導を行い、オリオン社が製造、中国で販売する。第1弾商品は6月にシトラス系商品を1品。9月にはミント系商品2品を発売する予定。

 同アカデミーの角田 一社長は、ロッテOB。中央研究所で菓子のフレーバーを担当し、「クールミントガム」など板ガムの開発に長く携わった。角田社長は、「当面はオリオン社の提携で海外でのガム製造をサポートするが、国内でガム事業に関心のあるメーカーには技術供与を含めた業務提携を進めていきたい」と話した。

 

 日本チューインガム協会がまとめた2015年の生産実績によると、生産数量2万7,780トン(4.3%減)、生産金額751億円(3.5%減)、小売金額1,113億円(3.2%減)と11年連続の前年割れとなった。長く減少の原因となっていたボトルガムは底を打った感があるものの、ここ数年話題となった小粒板ガムについては13年をピークにやや頭打ちの感がありマイナス傾向に。エチケットタイプの小粒ミントガムは競合の激化で小粒板ガム同様に前年割れとなったようだ。苦戦が続いていたデンタルガムは各社主力アイテムについては前年を上回るなど、明るい兆しがでている。

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