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日刊食品通信
2016年5月11日

成長への道筋を(三菱食品森山新社長)


新中計「経営方針2020」策定

  三菱食品は9日、前3月期決算説明会を都内で開いたが、4月1日付で新社長に就任した森山 透社長執行役員(写真)は、「15年度の決算内容(増収増益)は、正直なところよくここまで来たと感じた。二代目社長として、成長に向けた道筋を作りたい。機能・領域・エリアの3軸をそれぞれ拡張していく必要がある。合併対応は一応の成果、素地ができた。日本の食流通でやらねばいけないこと(ムリ・ムダ・ムラの是正)もある。新システムMILAIを活用し、解決策を講じたい」などと抱負を語った。

 また新たに策定した「経営方針2020」を説明。企業ミッションを「中間から中核へ。食と暮らしの明日を創造する」、目指す姿を「“より良い”を積み重ねて、日本の食を支える」とした。その上でのアプローチを、①総合食品商社として ②三菱商事グループとして ③「中核」を目指す企業としての3つに置いた。定量目標は、「機能強化・事業規模拡大に向けた投資を実行し、経常利益率1%を早期に実現するとともに適切な株式還元を実施する」で、数字的な中長期目標は前中計同様に、売上高3兆円・経常利益300億円としている。

 

 森山社長は質問の中で、「売上高3兆円の旗を降ろさず目標としたが、イメージとして低温食品、菓子は順調に増えるだろう。自然増では3兆円は難しいが、酒類も新たなマーケティングによって、新チルドやワインも物流機能によって増やせるのではないか」などと答えた。

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