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日刊食品通信
2016年4月21日

27年冷食生産量1.4%減、2年連続減少


業務用は3.1%減、家庭用は1.1%増

  日本冷凍食品協会は20日、平成27年(1〜12月)の冷凍食品国内生産量高を発表。生産量は151万9,883t(前年比98.6%)と2年連続で減少した。生産金額は、6,870億円(101.0%)と5年連続の増加。出荷価格の引き上げが反映した形となった。

 このうち、業務用は数量90万3,230t(96.9%)で5年ぶりに減少、金額は3,926億円(99.3%)と4年ぶりに減少した。反面、家庭用は数量61万6,653t(101.1%)、金額は2,945億円(103.3%)となり、数量・金額ともに2年ぶりに増加した。これにより、業務用と家庭用の比率は、数量ベースで業務用59.4%(前年60.4%)、家庭用40.6%(39.6%)、金額ベースでは業務用57.1%(58.1%)、家庭用42.9%(41.9%)とわずかながら市販用の比率が上昇した。

 一方、国内消費量(国内生産量+冷凍野菜輸入量+調理冷凍食品輸入量)は、268万1,806t(前年比98.9%)。総人口で割った国民1人当りの年間消費量は、21.1kg(99.1%)。いずれも2年連続で減少した。品目別でみると、増加量が大きかったのは、たこ焼・お好み焼(1万2,588t増、137.6%)、炒飯(6,020t増、110.8%)、大豆製品(4,815t増、131.4%)、魚フライ(3,268t増、123.6%)。逆に減少量が大きかったのは、カツ(1万397t減、83.5%)、和菓子(8,370t減、28.6%)、卵製品(7,458t減、83.6%)、ミートボール(3,784t減、89.2%)など。品目別生産量は次の通り。(単位は数量t、金額100万円、前年比%)

 

▼以下略

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