日刊食品通信 記事詳細
バックナンバーへ
2016年4月19日
熊本地震、ドラッグストア・DSに影響
配送遅延あるものの18日から通常営業に
14日から熊本、大分で続発している地震の影響は、流通業に深刻な影響を与えている。本紙調べによると、一部メーカーは停電など影響で操業を停止しているが、大半のメーカーは運送業者の被災、配送遅延などが出ているものの、18日から通常営業を開始した。しかし、ディスカウントストア、スーパーセンター、ドラッグストアチェーンの店舗が多い九州地区の特徴からか、配送センターの被災、店舗での破損が影響。大手ドラッグストアのコスモス薬品は、熊本市内で20店舗、市外で19店舗が休業、ドラッグイレブンは熊本県内12店舗中、10店舗が休止している。
中間流通では、九州が地盤の酒類食品総合卸売業のヤマエ久野は地震発生直後に本社に対策本部を設置した。18日段階での被害状況について、「グループ従業員の人的被害はない。熊本県内の事業所・物流センターでは、商品の落下による破損・汚損、ラック設備や建物の損傷等の被害が発生したほか、事業所・物流センターの業務に必要な電気・水道・通信回線等のインフラが一部遮断されており、現在業務を休止。被災した物流センターからの商品供給は、当社グループの近隣で対応可能な物流センターからの商品供給を検討している」と発表。なお、熊本エリアには熊本支店と関係会社の中九食品が上益城郡益城町に所在。国分グループ本社は熊本支店の酒類センターで出荷の対応を進めている。大手酒類食品卸のイズミック(名古屋市)では熊本支店(熊本市南区)が保管商品の約半分程度が破損。建物、設備、従業員に被害はない。18日も限定的ながら営業を続けている。
▼以下略
サービスのお申し込みにつきましては、お電話またはフォームよりお願い致します
- お申し込みにつきましては、弊社が受信確認後、お客様にご確認事項を通知してから、書籍とご請求書を郵送致します。
- 電子版、紙版どちらも下記よりお申し込みになれます。