日刊食品通信 記事詳細

バック
ナンバーへ
日刊食品通信
2016年4月18日

熊本で震度7、インフラで一部影響も


酒類・食品メーカー、影響は軽微

 14日午後9時26分ごろ熊本県で発生した最大震度7の地震で、九州自動車道が通行止めになるなど物流面での影響が出始めている。本紙関係では、酒類・食品メーカーの一部が県内での停電の影響により操業停止となっているが、被災は軽微で大半が通常操業を行えるようだ。

 酒類=キリングループは、キリンビール福岡工場(福岡・朝倉市)は被害なし。メルシャン八代工場(焼酎製造)の所在地である熊本・八代市では震度5を記録。同工場では人員被害、施設の損傷は確認されていない。震災時、アルコール醸造設備の安全装置が作動し自動停止したものの、今後は通常運転の見込み。アサヒビールは人的被害及びアサヒビール博多工場(福岡県福岡市)ともに被害なし。サッポロビールは人的被害及び九州日田工場(大分県日田市)ともに被害なし。サントリーホールディングスは人的被害はないものの、ビール類に加え清涼飲料を生産するサントリー九州熊本工場(熊本県上益城郡)では軽微ながらも一部設備が破損。15日午後1時時点では停電のため操業停止。熊本県酒造組合連合会は組合員2社で棚から商品・空びんの落下程度の被害。「地震の規模を考えれば非常に軽微で、思ったよりも少なかった。交通網については我々もテレビ等から情報を得ている」。

 日本酒類販売は自社の拠点に被害はない。取引先からも15日正午時点で特別な被害情報は入っていない。国分の熊本酒類センター(約800坪)は商品の倒壊、壁の損傷被害。余震の合間に普及作業を進めている。食品センターは商品の散乱。

 

▼以下略

サービスのお申し込みにつきましては、お電話またはフォームよりお願い致します

  • お申し込みにつきましては、弊社が受信確認後、お客様にご確認事項を通知してから、書籍とご請求書を郵送致します。
  • 電子版、紙版どちらも下記よりお申し込みになれます。
ホームページからのお申し込みフォーム

電話からの
お申し込みはこちら

バックナンバーへ

媒体紹介へ