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2016年4月14日
3月首都圏酒類卸商況、マイナス目立つ
3月の首都圏酒類卸商況は、帳合変更の影響もあり各卸前年比数%マイナス〜数%プラスと開きがみられたが、5%前後のマイナス〜微減が目立った。
ビールは、「アサヒ ザ・ドリーム」(アサヒビール)の発売などもありほぼ前年並み〜微増。発泡酒は減少、新ジャンルも数%の前年割れとなった。清酒はほぼ前年並みで、大手NBが動いたほか引き続き特定名称酒が堅調。一部では「花見需要でワンカップも順調」との声も聞かれた。焼酎甲類は2ケタ減〜数%プラスと開きがみられるも、徐々にマイナス幅が減少しており「底打ちか」との見方も。宝焼酎「レジェンド」〈プレミアム〉(宝酒造、1月26日発売)、「ビッグマン プレミアム」(合同酒精、4月5日発売)など話題性ある商品による活性化が期待されている。乙類は一部では数%プラスも、依然マイナス傾向が続く中、「霧島」ブランドは引き続き堅調。洋酒では、ワインが前年並み〜数%プラス。家庭用では店頭価格「600円以下」と「1,000円以上」が動き、二極化が顕在化しつつある一方、業務用ではバッグインボックス需要が根強い。ウイスキーは一部マイナスとなるも、「角瓶」(サントリースピリッツ)の値上げ前仮需も若干みられ数%プラス〜2ケタ増で推移した。RTDはプラスが続いており、高アルコール、ハイボール缶のほか、果汁系ではリニューアルした「ゼロ仕立て」(宝酒造)も寄与した。
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