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日刊食品通信
2016年4月8日

甘酒、“瞬間風速”3倍増など需要急増


情報番組で快眠、美容への効果期待が放映

 3月15日放映のテレビ朝日「林修の今でしょ!講座 春の豪華3時間SP」の「話題の甘酒のスゴい力を学ぼう講座」で甘酒の快眠や免疫力アップ、目の下のクマや肌荒れに効果が期待されることなどが放映されたが、放映後から甘酒の需要が急激に高まり、品薄状態が続いている。最大手の森永製菓は、放映後の“瞬間風速”では3倍増、当月内で2倍増と急伸。4月に入っても好調が持続している。日本酒メーカーの大関も「甘酒」が一時期3倍増になるなど、甘酒への需要が高まっている。

 森永製菓の鈴木達也菓子・食品営業部食品・ウイダー営業グループマネジャーは、「赤缶・青缶、フリーズドドライ商品など全商品好調だが、なかでも1Lの大容量タイプが伸びており、3月単月で5倍増となっている」と話した。レギュラーの缶タイプも、赤缶が「シーズンの11月並みの需要が続いている」と述べ、フリーズドドライタイプも伸びているという。今後、前半のヤマ場となるゴールデンウィークを迎える5月には、新製品の発売を予定。7月には熱中症対策への訴求で拡売を狙う。

 

 甘酒市場は、2015年度は小売金額ベースで180億円が予想されている。メーカー数も新規参入で2〜3割増加。美容効果など新たな情報発信で20〜40代女性の人気が高まっている。また、夏場での情報発信が奏功しており、従来は冬季シーズンがメインだったが、夏場需要が拡大し通年商品化が進んでいる。

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