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2016年3月25日
ファミマ、中食構造改革で成果
登録商品減で新商品導入率高まる
ファミリーマートは23日、都内で加盟店向けの「商品展示会」を開催。会場内で上期商品政策発表会を行い、本多利範取締役専務執行役員商品本部長は15年度の刷新事例や16年度のポイントについて次のように述べた。
「15年度は商品の登録アイテムを5,700品弱から4,600品弱に1,000品以上減らした。店舗在庫を減らしたことで逆に日商や利益が上昇傾向にある。また新商品の導入率は50%台から80%台に高まり、導入率が高いほど既存店の日商が高い傾向にあることも分かった。これらの成果で年度末の1、2月の既存店の売上伸長率はトップチェーンを上回る成果を達成。商品面では『おむすび』で炊飯米の品質、海苔、具材を見直し、日商の大幅増を図ったほか、2個セット販売や100円セールの実施で部門日商が初めて3万円を超える水準まで拡大。『ラーメン』も製法等を改善し品質を上げたことで日商は200%を超え、これまで赤字だった麺工場はすべて黒字に転換できた」と述べ、中食構造改革の成果を強調した。
16年度についても「工場等に254億円の投資を行い、引き続き中食構造改革を推進する。18年度までに1工場当たりの従業員を約600名と18%引き下げ、ロボット化の推進と生産性を上げる。工場のインフラ整備によりカテゴリー刷新は継続。地域、健康、季節・催事ニーズへの対応も強化する」と述べた。商品面では新惣菜「ファミデリカ」、本格ピザやカフェに合うベーカリーの投入、ファミチキ10周年企画商品の展開などを進める。FFコーヒーはカフェラテで牛乳とコーヒーの割合を変更するほか、カフェフラッペで5月以降、3つの新フレーバーを展開する予定。
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