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2016年3月15日
2月の東名阪酒類商況
首都圏 うるう年も微増で推移
2月の首都圏酒類卸商況は微増と推定。うるう年で営業日が1日多かったこともあり「3%前後のプラス」がみられた一方では、業務用が苦戦する様子も窺えた。
ビールはほぼ前年並み、発泡酒は微増、新ジャンルは前年(15年実績:14年比約90%)の反動もあり数%プラスで推移した。清酒は前年並み。大容量紙パックが苦戦する一方、特定名称酒が引き続き動いた。焼酎甲類は3%前後のマイナスが目立つ。乙類はほぼ前年並み〜数%プラスで「白霧島」などが好調。洋酒では、ワインが一部商品値上げの影響でマイナスも全体では数%プラスで、サントリーワインインターナショナルの肉専用ワイン「カーニヴォ」などが順調。これまで数字を広げてきたウイスキーは前年並み。ヴィンテージ商品の品薄状況などが影響しスローペースとなっているものの、輸入シングルモルトが好調。前年実績(14年比約160%)を維持した。RTDは数%増〜2ケタ増と引き続き増勢。辛口・高アルコールブランドに加え、ハイボール缶や高果汁商品も順調のようだ。3月中旬時点では、「スタートが遅れた」「前年並み程度」などの声が挙がっているが、平年よりもかなり早い開花予測が出ている桜の花見需要などで盛り上げたいところ。業務用市場の回復も望まれよう。
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