日刊食品通信 記事詳細
バックナンバーへ
2016年2月25日
ネスレ日本15年業績、増収増益を達成
高岡社長「16年はサービス業へシフト」
ネスレ日本の15年12月期業績は、オーガニックグロース(売上高)が前年比4.6%増、営業利益が8.6%増、営業利益率0.7%の改善で着地した。
24日都内で開催の記者発表会で高岡浩三社長兼CEO(写真)は、「15年は『ネスカフェ』の家庭外普及、『キットカット』のインバウンド、Eコマースの拡大などが寄与し、売上高、営業利益、営業利益率の改善、いずれもネスレグループの平均を上回った。撤退した缶コーヒー事業の影響分が2%ほどであることから、実際はさらに良い感触だ。先進国市場の売上高は1.9%増にとどまっており、ネスレ日本がグループのトップパフォーマーであることを示せている」とコメント。16年は「製造業からサービス業へシフトしていく」ことを強調している。
15年業績=「ネスカフェ」は「アンバサダー」が現時点で23万件に達するなど、家庭外での普及が寄与した。シェアトップであるPETボトルの2ケタ成長、「究み」などでプレミアム化を推進したレギュラーソリュブルコーヒー、500万台を突破した「バリスタ」などマシンの功績も大きい。「キットカット」は「抹茶」がインバウンドで20%増を売り上げたこと、専門店「ショコラトリー」展開によるプレミアム化が貢献した。Eコマースに関しては、15年の直販比率が10%超(11年5%)に拡大し、順調に推移している。
▼以下略
サービスのお申し込みにつきましては、お電話またはフォームよりお願い致します
- お申し込みにつきましては、弊社が受信確認後、お客様にご確認事項を通知してから、書籍とご請求書を郵送致します。
- 電子版、紙版どちらも下記よりお申し込みになれます。