UCCグループの業務用事業会社ユーシーシーフーヅ（UF）は27日、７月から社名を「UCCコーヒープロフェッショナル」に変更すると発表した。背景には、国内業務用コーヒー市場の販売チャネルが、従来の外食店以外にもCVSやオフィスなどに拡大し多様化していることにある。

　同日、UCCグループ東京本部で会見した川久保則志代表取締役社長（写真）は、「業務用市場を“家庭用製品の棚以外”と再定義し、グループの業務用事業を再編する」と意気込みを語った。

　具体的には、グループの強みである幅広いコーヒー製品やマシンのメンテナンスなどのサービスや情報発信に加え、多様化するユーザーの課題解決の支援を行う「B2Bトータルコーヒーソリューション」を展開。学校やオフィスなど、近年新たなコーヒーの飲用シーンになりつつある場所での取引拡大を目指す。会見では、「コーヒーマシン」「地域戦略」「開発・企画」の３軸のもと、グループ会社間での連携を強化することも明かされ、橋本樹一郎取締役販売企画本部本部長が「コーヒーを軸とした、ワンストップのトータルソリューションを提供する、世界でオンリーワンの企業を目指す」とコメント。

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