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2020年1月7日
19年のビール類、厳況下小幅減に止める
新ジャンルの新潮流がけん引
本紙が推定した19年の国産大手4社ビール類販売は、前年比98.6%の3億8,457万7,000箱(ビール大びん換算)となった。12月が3カテゴリーともに消費増税後3ヵ月連続のマイナスとなるなど低水準に終わり当初の予測を下回ったものの、長梅雨・低温、台風や地震などの度重なる自然災害、個人消費の停滞、消費増税など、多くのマイナス要因が重なる中での1.4%減は、むしろ健闘に値するといえる。
カテゴリー別には、ビールが95.8%の1億8,315万8,000箱、発泡酒も92.9%の4,625万2,000箱とともに前年実績を下回ったが、新ジャンルは、6割増(1,513万箱強)となった発売2年目の「本麒麟」と、今年の新製品「サントリー金麦〈ゴールド・ラガー〉」(737万箱強)、「アサヒ極上〈キレ味〉」(528万箱強)など、“新潮流”がけん引した新ジャンルは104.1%の1億5,516万7,000箱と、生活防衛意識の高まりを背景に2年連続で伸長した。
また、ビールでは唯一サッポロが、新ジャンルではキリンとサントリーが、社別ではサントリーとキリンが、それぞれプラスとなった模様。ほか、キリン「淡麗〈プラチナダブル〉」「のどごし〈ZERO〉」、サッポロ「ラガービール」「クラシック」、サントリー「ザ・プレミアム・モルツ〈香るエール〉」などがプラスで推移したようだ。
▼以下略
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