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日刊食品通信
2019年12月25日

紅茶飲料市場、過去最高生産量が確実


関心度の高まりを背景に各社が積極投資

  今年の清涼飲料市場は、主要飲料メーカーによる4〜6月の大型PETの価格改定や、7月の記録的天候不順などにより5年ぶりのマイナス着地が見込まれるなか、カテゴリー別でみれば、紅茶飲料市場は非常に好調に推移しており、過去最高生産量の達成が確実視されている。これは、タピオカミルクティーの流行やインフルエンザ予防効果が報道されたことで注目されたリーフ製品の拡大も大いに影響している。こうした社会的な“紅茶”への関心度の高まりを背景に、各社は積極的に新製品を投入。大型ブランドの新規参入も市場の底上げに貢献した。 シェア5〜6割ほどを握るトップの「午後の紅茶」(キリンビバレッジ)は、11月までの累計で4,972万箱、前年同期比9%増と伸長。過去最高数量の更新も現実的だ。特に3月に新発売した「ザ・マイスターズ ミルクティー」は好調で、甘みのある基幹3品に比べてやや甘さを抑えた微糖提案が奏功している。また、6月にリニューアルした「おいしい無糖」も継続的に伸長。「紅茶花伝」(日本コカ・コーラ)は、今年発売25周年を迎えたフラグシップ製品「ロイヤルミルクティー」で史上最大のフルリニューアルを実施。刷新後は反応の大きさからも一時販売休止となるが12月から再導入されている。「リプトン」(ドライ)を展開しているサントリー食品インターナショナルだったが、今年は「クラフトボス」で新たに紅茶飲料市場に参入。3月に無糖「ティー」、7月には「ミルクティー」を投入しているが、9月には2商品合計の販売本数が1億本を突破。市場の底上げに貢献した。

▼以下略

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