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2019年11月15日
10月のチョコ、本格需要期を迎え荷動き活発
秋季新品苦戦、洋酒チョコ等冬季限定品がけん引
9月下旬から10月後半にかけて冬季限定商品が投入されて本格的な需要期を迎えたチョコレート市場は、10月単月は本紙推定で前年比104%と好調に推移した。上旬はチョコレートを含めて菓子全カテゴリーで荷動きが低調だったが、12〜13日に関東から東北へ上陸し北上した台風19号により、関東・東北地区で流通からの商品在庫確保のため受注が上がったこと、さらに4週目以降は気温が下がったことでチョコレートの冬季限定品などが出足好調で荷動きが活発化したことによるもの。9月発売の秋季商品は全般的に低調だが、冬季限定品の洋酒チョコが好調で年末から年明けバレンタイン商戦でさらにアイテムが増えそうだ。
タイプ別ではソリッド系チョコレートが本紙推定で108%。苦戦が続いていた板チョコは明治のスタンダードチョコ(ミルクチョコ、ブラック、ハイミルク、ホワイト)は2ケタ増、ロッテの「ガーナミルク」も2ケタ増とそれぞれ久々の大幅伸長となった。ハイカカオ・機能系チョコも110%と好調を持続。センターアソート系は98%とやや苦戦。一昨年に発売の江崎グリコ「ホーバル」のヒットから大粒のセンターリキッドタイプが注目されているが、今秋は不二家が「ソースで味わうルック」を新たに投入、10月単月で“いちご”“ショコラ”ともそれぞれ120%前後と好調。チョコスナックは104%と推定。各社ロングセラー商品が堅調。ナッツ系は102%。小粒チョコ・子どもチョコは前年並み。大袋(ファミリーサイズ)は98%と苦戦した。
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