観光庁がまとめた2019年７〜９月の「訪日外国人消費動態調査」から本紙が推計した訪日外国人の菓子購入金額は、合計で426億6,538万円、前年同期比105.9%と、１〜３月期427億3,968万円（102.8%）、４〜６月期485億2,145万円（105.3%）に続き低成長ながらも３期連続で前年を上回った。トータルの購入率は68.8%と前期比0.1ポイント下がり３期連続で下がったものの、、訪日数の増加（日本政府観光局調べ778万4,200人、102.8%）で前年を上回る結果となった。購入金額の８割弱を占める東アジア４国のうち、韓国は訪日数で63.7%、購入金額は44.8%と激減。しかし、中国が訪日数・購入金額とも２ケタ増、台湾、香港は前年を上回るなど、韓国のマイナス分をカバーする形となった。購入金額は、「国籍別費目別購入者単価」に日本政府観光局（JNTO）が発表した「訪日外客数」と購入率を掛け合わせて算出している。

　国別では、中国は206億3,093万円、141.7%。訪日数は120.2%とビザの発給要件緩和により前期に続き大幅増、購入者単価は103.1%増の9,319円。。韓国は38億3,046万円、44.8%と激減。訪日数は63.7%%、購入者単価4,973円、79.1%。台湾は73億8,813万円、103.9%。訪日数は106.0%、購入者単価は7,768円、93.1%。香港は31億5,644万円、106.0%。訪日数は102.2%、購入者単価は8,144円、94.5%。

　東南アジアでは、タイが17億7,714万円、124.2%。訪日数は104.9%、購入者単価も１万2,579円、102.7%。ベトナムは７億9,641万円、76.8%。購入者単価は9,560円、69.5%と減少したが、訪日数は126.6%と大幅増。

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