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2019年9月24日
令和のマーケティング①~カルビー
「♥JPN」“共創”が継続性・間口拡大に貢献
カルビーが47都道府県の“地元ならではの味”を開発する「♥ JPN(ラブ ジャパン)」プロジェクトは、今年で3年目を迎える。全国各地の名産品を商品化する企画は、菓子だけでなく食品・酒類・飲料でも見られるがいずれも単年度でのスポット発売が多く、同一年度に3回に分けて一斉発売する施策は非常に珍しい。メーカー主導でもなく、消費者側の意向が強いわけでもない、メーカーと地元による“共創”に秘密があるようだ。
素材・名産・郷土愛などの地元の強みと、作り手として知名度・商品企画力・開発力のあるカルビーとの共同作業が、“尖った”“エッジの効いた”商品を生み出し、スナック菓子を食べていない潜在需要開拓と地域活性化に寄与している。2018年度の「♥ JPN」販売期間の同社のポテトチップス購入率(インテージSCI調べ)は、第1弾発売時で前年比117%、第2弾106%、弾3弾123%と全てで増加、購入者の間口拡大に貢献している。18日開催した2019「♥ JPN(ラブ ジャパン)」第1弾商品発表会後、伊藤秀二代表取締役社長兼CEO(写真右から3人目)が、“マーケティング施策”として3年目の「♥ JPN」の“進化”について本紙にお話しいただいた。
▼以下略
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