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2019年9月9日
発酵乳、乳酸菌機能細分化で第3ステージ
発酵乳市場は1970年代の本格的な発酵乳の登場となる第1ステージ、2000年のプロビオヨーグルト誕生を機とする第2ステージを経て、現在、乳酸菌機能の細分化が進む第3ステージに突入している。1970年代の第1ステージは、日本経済が安定成長する中、酸味があるがコクのある、本格的な発酵乳が発売され、それまでの「ヨーグルト(発酵乳)=子どものおやつ」というポジションから、おいしさだけでなく健康面にも貢献する「食品」としてのポジションを確立した。
その後、乳業各社で特定保健用食品の表示許可を受けた商品が市場を賑わせ、「発酵乳」は健康価値のある食品としての存在感を示した。
2000年には「明治プロビオヨーグルトLG21」の登場を契機とする第2ステージが到来。これまで、個別の健康ニーズに対し、食品として生活者の健康をサポートするという考えをもとに発売された商品が市場になく、発売後、すぐにその価値が認められ大ヒットとなった。その後、「明治プロビオヨーグルトR-1(旧明治ヨーグルトR-1)」「明治プロビオヨーグルトPA-3」が発売され、プロバイオヨーグルトの時代が構築された。
2015年に入り、消費者庁が特定保健用食品(トクホ)や栄養機能食品とは異なる新しい食品の機能性表示制度を制定した。これが第3ステージの始まりといえる。
▼以下略
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