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日刊食品通信
2019年7月12日

6月の流通菓子出荷、4%減(本紙調)


前年の災害の反動が影響、ハイカカオは堅調

  日刊経済通信社調べによる6月の流通菓子出荷実績(金額ベース)は、合計で前年同月比96%と前月に引き続き低調で2カ月連続の前年割れとなった。前半は比較的天候に恵まれたこともあり、チョコレートはハイカカオ系が比較的堅調だったものの、前年同月が台風6号による大雨、大阪府で発生した震度6弱の地震でビスケット、大袋へ特需があったことや、スナック菓子の増量キャンペーンでベースが高かったこともあり、ビスケット、スナック菓子は低調で、ほぼ全カテゴリーが苦戦した。

 カテゴリー別では、チョコレートがトータル97%と推定。うち、ソリッドチョコは99%、ハイカカオ、機能性チョコは104%前後。センターチョコは96%。チョコスナックは98%。定番商品系はアイテム間で格差がでた。ナッツ系は94%。小粒チョコ・子ども向けチョコ100%。大袋は98%と久々の前年割れ。ビスケットはトータル95%。ハードビスケットは徳用サイズの低調で92%、ソフトビスケット・クッキーは94%、クラッカーは95%、半生は98%。キャンディはトータル100%。ハードキャンディは98%、うちのど飴は96%、ミルク系100%、フルーツ系98%。グミキャンディは102%、ソフトキャンディ102%、キャラメル100%。スナック菓子は合計94%。ポテト系は合計93%。生ポテトチップスは92%。成型は94%、シューストリング90%。コーン系は96%。コーンパフ100%、コーンチップス92%。小麦系90%、その他86%。チューインガムは合計90%。デンタル系は92%、エチケット系90%、小粒板72%。

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