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2019年7月10日
上期の清涼飲料実績、1%減
6月単月が4%減と響く
清涼飲料の上期実績は1%減で折り返した。5月までは前年並みで推移したが、6月単月が前年度の裏返しや稼働日減で4%減と落ち込み、前年実績を割り込んだ。上期は5月に大型連休などがあったものの、消費増には結び付かず、4月から順次大型PETの値上げが実施されたことが5月以降響いた。大型PETの価格改定は、店頭では、店舗や実施時期に差はあったものの、10〜20円単位で値上がりしている。各社は小容量PETの拡売などを強化しているものの、大型PET比率の高いミネラルウォーターや無糖茶はその影響を受けている。新商品では、PETボトル入りコーヒーや紅茶飲料、炭酸飲料などが目立った。
コカ・コーラは、「コカ・コーラ」が前年の反動もありマイナス、無糖茶飲料は「綾鷹」が順調でプラス。コーヒーはPETボトル商材が販路を拡大し貢献した。「アクエリアス」「い・ろ・は・す」は苦戦し、全体では4%減(単月2%減・単累ともに本紙推計)。
サントリーは、「天然水」が値上げ影響や昨年の反動があり2%減(15%減)、「伊右衛門」が3%減(14%減)となるも、「BOSS」は「クラフトボスTEA」の寄与で5%増(6%減)、「グリーンダカラ」が本体・麦茶共に好調で19%増(10%増)、全体は1%増(7%減)。
▼以下略
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