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日刊食品通信
2016年1月6日

15年のビール、わずか30万箱実績に届かず


3カテゴリー計は11年連続減

 本紙が推定した15年のビール類年間販売数量は、国産メーカー大手4社計で前年比99.2%の4億1,907万8,000箱(ビール大びん換算)となった。マイナス成長は11年連続。

 19年ぶりのプラスも視野にあったビールは、前年実績にわずか30万箱届かない2億1,207万9,000箱(同99.9%)にとどまった。

 発泡酒は「プリン体0・糖質0」の発売効果が一巡したものの、同100.4%の6,067万箱で2年連続のプラス。新ジャンルは同97.7%の1億4,632万9,000箱となり、全体を押し下げた。新ジャンルのマイナスは2年連続。

 またカテゴリー構成比は、ビールが50.6%(前年50.3%)、新ジャンルが34.9%(同35.4%)、発泡酒は14.5%(同14.3%)だった。

 一方、3カテゴリー計の12月販売実績は、前年同月比102.4%で2ヵ月ぶりのプラスとなった。ビールが同101.5%、新ジャンルも同106.1%と伸ばしたが、発泡酒は同98.1%だった。ビールは5ヵ月連続、新ジャンルは2ヵ月ぶりのプラス、発泡酒は6ヵ月連続のマイナスだが、特に新ジャンルについては、「実需とのかい離がかなり大きい」との指摘もある。

 

 なおカテゴリー構成比は、ビールが56.5%(前年同月57.0%)、新ジャンルが30.2%(同29.1%)、発泡酒は13.3%(同13.9%)だった。

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