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日刊食品通信
2019年5月7日

平成の菓子業界を振り返る


「トップが見た菓子市場」不二家 櫻井康文前社長(上)

  菓子業界だけでなく、平成期の特徴は新商品のライフサイクルが短くなり、ヒット商品が出にくくなったことがあげられる。チョコ、ビスケット、キャンディに50年を超えるロングセラーブランドを持つ不二家の櫻井康文前社長・現取締役にブランド開発・育成を秘訣を聞いた。

 

◎コンセプトは明確に、そして外れないこと

  「カントリーマアム」は今年、発売35年を迎えます。平成に入る少し前に、アメリカン・チョコチップクッキーブームが日本にも来そうだという見込みがあり、急遽プロジェクトチームを立ち上げました。当時アメリカで売られていたものは、たいへん大きなサイズで、チョコチップだけでなく、フルーツやナッツが入っているものがありました。しかし、アメリカでもチョコチップの人気が高く、日本人の嗜好に合うものもチョコチップだろうと考え、開発をスタートしました。サイズは日本人向けに小さくし、チョコチップは焼いてもなめらかな食感が残るように工夫しました。日本人の嗜好に合わせたことがヒットの要因だと思います。

 ブランド名は、「カントリーマアム」。これは私が名前を付けたのではないですが。当時は、ちょっと長ったらしい名前だなと感じました。そのころNHKの海外ドラマで「大草原の小さな家」というテレビ番組が放映されていました。

▼以下略

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