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2015年12月21日
「回復から成長へ」日本製粉小寺春樹社長
健康寿命の延伸にも注力
日本製粉の小寺春樹社長は17日の専門紙懇談会で15年度上期業績と今後の戦略を説明。「環境変化に的確に対応し、回復基調をより確かなものにして継続的な成長に結びつける」との姿勢を示した。
小寺社長は計画を上回る増収増益となり、通期予想の上方修正につながった上期業績について、「同質化競争に陥った前期を反省し業績回復に取り組んできた成果」としながらも、「収益レベルはまだ十分とはいえない」とし、「回復基調をより確かなものにする必要がある」とした。その上で今後の持続的成長戦略については、「引き続きローコストオペレーションと提案営業を軸とした事業基盤強化と、ワンランク上を目指す冷凍食品など市場創造型商品の開発・中食事業の強化・健康寿命延伸を目指した新規事業への挑戦・海外事業の拡充による成長分野での事業拡大を急ぐ」との考えを示した。
「収益が堅調」とする中食事業に関しては、市場拡大に合わせ「CS事業部」を新設、ファーストフーズ3社とともに、グループの持つあらゆる食材を中食市場へ拡大させる方針。また、アマニ、アマニグリナン、セラミド、オリーブ果実エキス、パミスエキスなど有用性素材の活用や新素材の開発で、「食品企業の使命」とする健康寿命延伸の実現にも注力し、「将来目標の売上高5,000億円、グローバルな多角的食品企業への進化に向かい、着実な歩みを進める」との積極姿勢を示した。
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