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2015年12月18日
甘酒市場が急拡大、9月以降も好調
美容系など情報発信で20〜40代女性に人気
甘酒市場が急拡大している。健康飲料としての認知拡大や夏場向けの専用商品の投入による需要取り込み、さらには新規参入も増えるなど順調に拡大を続けている。今年度も上期で前年比130%、通期では180億円(小売りベース)に到達する勢いだ。
最大手、森永製菓の鈴木達也菓子食品営業部食品・ウイダー営業グループマネジャーは、「9月以降も広がっており、調査データでは150〜160%と好調に推移している」と話す。新規参入でメーカー数は2〜3割増加。アイテムも缶飲料タイプ、フリーズドライ、袋タイプなど幅広い。また、酒粕使用のものと味噌メーカーが発売する米麹を使用したものにわかれるが、「嗜好には地域差・エリア差があり、例えば長野では米麹を使用したものの支持が高い」。
鈴木マネジャーによると、甘酒市場に新規顧客が入っていること、美容効果など新たな情報発信により20〜40代女性への人気が高まりエントリーが増えているという。同社では、ドライの缶タイプ、チルド、フリーズドライタイプを発売しているが、「ヘビーユーザーが方が購入される大容量パックが好調」。さらに、夏場に「青缶」を発売し熱中症対策を訴求したことも奏功した。売り上げ規模の大きい冬場に向けて、11月に付加価値を訴求した「吟醸甘酒」を発売、好調な出足となっている。
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