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2019年3月27日
ネスレ高岡社長「デジタルで利益ある成長を」
6月、獣医療業界で「ベッツサポート」開始
ネスレ日本は、2019年12月期以降の最重要課題としてBtoC、BtoB、自社組織を含むすべてにIoTを活用する“デジタル・トランスフォーメーション”を掲げる。生産効率を高め、削ったコストをさらなる投資、喫緊の課題である高騰する物流費の相殺などに充てたい考え。 26日、都内開催の事業戦略発表会で高岡浩三代表取締役社長兼CEO(写真)が、「平成30年間で、当社含む日本の企業が完全に取り組めなかったこと。我々は先駆けて前に進みたい。仕組みを確立するまである程度の失敗はあるだろうが、人口が減少する日本で利益ある成長を果たすには、デジタルの活用による価値の向上が避けては通れない」と語った。
6月には新たな取り組みとして、ペットフードのデジタルプラットフォーム「ピュリナ プロプラン ベッツサポート」を開始する。ネスレ ピュリナ ペットケアが動物用医薬品等を製造販売するDSファーマアニマルヘルスとパートナーシップ契約を締結し、獣医療業界として初めて、獣医師とペットオーナーを繋ぎ、療法食の“推奨・指導管理”“購入”“配送”を一括でサポートする仕組みを構築した。獣医師がペットの健康状態を確実に把握し、最適な療法食の提供が可能になるという。ほか、「ネスレ ウェルネス アンバサダー」は、4月中旬からGackt起用の新コミュニケーションを始める。地域住民の力を借りる配送サービス「MACHI ECO便」は年内の全国展開を目指す。
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