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2015年12月14日
11月の首都圏酒類卸商況、ほぼ前年並み
11月の首都圏酒類卸商況は、家庭用市場は健闘したものの、業務用市場が苦戦し、微減〜前年並みと推定される。
カテゴリー別では、ビールが数%減〜微増。家庭用ではサントリービールの「ザ・モルツ」や限定商品が寄与するも、業務用が苦戦した。発泡酒は「糖質0・プリン体0」商品効果の一巡もあり前年比80%台後半、新ジャンルは2%前後のマイナスとなった。清酒は各卸約2ケタ減〜前年並みと開きがあり、業務用が苦戦した模様。焼酎甲類は一部前年並みもみられるも、5%前後のマイナス。焼酎乙類も5%前後のマイナスが目立った。洋酒ではワインが数%マイナス〜数%増。家庭用バッグインボックスやオリジナル商材等が順調。ボージョレ・ヌーボーの消化率は家庭用は6〜8割程度だが、「“早く売らなければ”というよりも、今よりもう少し長い期間で売れるような提案も必要では?」との声も聞かれる。また業務用はほぼ消化したと見られる中、店舗在庫としては他のワインやスパークリングワインとともにメニュー化されながら「クリスマス前頃までに消化できれば」といった姿勢も見られた。ウイスキーは、前年並み〜2ケタ増と開きがみられ伸び率は鈍化したが、業務用ではハイボールを中心に、家庭用では国産・輸入ともに順調だった。低アル・RTDは、キリンビール「氷結」「本搾り」、サントリースピリッツ「-196℃ストロングゼロ」などがけん引、一部マイナスも、おおむね数%増〜2ケタ近いプラスとなった。
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