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2019年1月23日
12月の東・名酒類商況
首都圏 低調に推移
12月の首都圏酒類卸商況は、実需ベースで「良くて前年並み」となり、全体的に低調に推移した。
ウエートの大きいビールは、2ケタ近いマイナス〜前年並みとなり、特に業務用で苦戦した。発泡酒は5%前後〜2ケタ減。一方、新ジャンルは増加の傾向が見られた。清酒は2ケタ近いマイナス〜前年比90%台前半の減少。焼酎甲類は、2ケタ〜数%マイナス。焼酎乙類は2ケタ〜微減も、一部では新商品効果で前年維持〜微増の銘柄も。ワインは、微減〜前年並みとなり、スパークリングワインが動いたものの、スティルワインが前年水準を下回った様子。ウイスキーは微増〜2ケタ近いプラス。RTDは2ケタ前後のプラスで増勢を維持した。
1月は、小売業態の元旦休業も影響し、スタートは順調。中旬に入り「良くはない」との声も一部で聞かれるが、前半の流れを月末につなげたいところ。
中京 需要縮小傾向
(名古屋)12月の中京の酒類市場は総じて低調。年末の料飲店も盛り上がりに欠けた。ビール類は大きく前年を割った。需要底支えの頼みの新ジャンルも前年割れ。業務用(樽)も2ケタ近い減となったようだ。
清酒の12月商戦も不調。暖冬も影響、大手銘柄も厳しい数字となった。通年でも前年を割った。ウイスキーは堅調。ハイボール商材が依然と伸長、需要を押し上げた。国産が好調。ワインは横這いペース。
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