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日刊食品通信
2018年12月27日

チルドめん、価値提案で需要を底上げへ


18年度1%減ペース、10年ぶりプラスに望み

  2018年度の家庭用チルドめん市場は、春夏が好天に恵まれ堅調だった一方、秋冬は暖冬の影響で立ち上がりが鈍く、累計では1%減程度の進捗となっている。12月上旬からの冷え込みでようやく活発化し、10年ぶりの前年クリアに望みをつないでいる。

 19年春夏シーズンは、簡便性を特長にした“流水タイプ(=シマダヤ「流水麺」、東洋水産「つるやか」など)”の売り場がどこまで活性化するかが注目材料。また健康志向に対応した商品群もさらに露出を広げそう。ボリュームゾーンのファミリーユース(=素材めん)を着実に販売しつつ、価値提案型の商材で需要を底上げできるかが課題となりそうだ。あわせて、上位メーカーは3〜4月にかけて主要商品の値上げを実施。全面的な改定は11年ぶりで、各社は来春に向け新価格への移行を図っていく。

 トップの東洋水産は、4〜11月累計で前年クリア。主力の「マルちゃん焼そば3人前」シリーズが順調に推移し、春夏の新商品では“ゆでずに水でほぐすだけ”の「つるやか」シリーズ、ツイッターなどでも話題になった「パリパリ無限」シリーズの寄与が目立った。今秋冬は発売1周年を迎えた「コクの一滴」シリーズを拡充。19年度に向けては、「生めんの“おいしさの追求”を継続的なテーマに取り組む。簡便志向・健康志向に応えながらも、ファミリー層向けのラインアップも強化する」(同社)。

▼以下略

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