日刊食品通信 記事詳細
バックナンバーへ
2015年11月16日
東・名・阪の酒類卸商況
首都圏 合計で微増、長期熟成商品が注目
10月の首都圏酒類卸売商況は、各卸バラついたが、全体では微増と推定される。
カテゴリー別では、ビールがプラスとなった卸が目立った。発泡酒は前年(14年実績:対前年109%)の反動もあり約1割減〜微減、新ジャンルは数%減〜プラスと開きがみられるも微減傾向。清酒は微減〜ほぼ前年並み。SMでは白鶴酒造の「まる辛口」が好調。一方では300〜720mlの特定名称酒へ需要のシフトも見られる。焼酎甲類は前年比4%前後のマイナス。乙類も微減傾向が続くが、長期熟成商品が注目を浴び新たな流れも。売り場が増えるなど、需要喚起へのフックになることが期待されている。
ワインは数%減〜約5%増と開きがあったが、「需要自体は減っていない」との見方が強い。ボージョレ・ヌーボーの受注状況は「数%マイナス」が多く聞かれるが、安さではなく“普通〜少し良いもの”が求められる中、“量より質”の傾向が強くなっているようだ。ウイスキーは数%増〜2ケタ増と引き続き増加傾向にある。業務用・家庭用ともに「角」「ブラックニッカ」のほか、「ジムビーム」「ジョニーウォーカー」などの輸入も順調。SM業態では新商品の「知多」「シングルモルト余市」「同宮城峡」が動いている。RTDは2ケタ増と続伸。高アルコール、高果汁商品のほか、「ウィルキンソンRTD」が好調。
ハロウィーン提案については「効果がない」の声が目立ったものの、「来年もイベント自体は盛り上がるだろう」と見る中、「提案は続けたい」との声も聞かれた。
▼以下略
サービスのお申し込みにつきましては、お電話またはフォームよりお願い致します
- お申し込みにつきましては、弊社が受信確認後、お客様にご確認事項を通知してから、書籍とご請求書を郵送致します。
- 電子版、紙版どちらも下記よりお申し込みになれます。