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日刊食品通信
2015年11月4日

10月のビール類販売、プラスを持続


麦芽100%ビール7%増

  本紙が推定した10月のビール類販売実績は、国産メーカー大手4社計で前年同月比100.5%となった。基幹商品が比較的安定、9月発売の新製品効果も続く一方で、季節限定商品や健康機能系が伸び、ビールと新ジャンルがそれぞれ同102.4%となった。昨年の「0・0」揃い踏みの反動が続いた発泡酒は同90.5%だった。3カテゴリー計の前年同月比プラスは2ヵ月連続。ビールは3ヵ月連続、新ジャンルは2ヵ月連続のプラスで、発泡酒は4ヵ月連続のマイナスだった。カテゴリー構成比は、ビールが49.6%(前年同月48.6%)、新ジャンルが35.7%(同35.0%)、発泡酒は14.7%(同16.3%)だった。

 また、10月の麦芽100%ビールは4社計で前年同月比106.9%の約632万箱(大びん換算)と引き続き順調。堅調な基幹商品に新製品、限定品がオンした。ビール内構成比は36.8%で前年同月を1.5ポイント上回った。

 一方、3カテゴリー計の1〜10月累計は前年同期比98.7%と9月時点より0.1ポイントの改善。ビールが同99.5%(0.4P改善)、新ジャンルが同96.6%(0.6P改善)、発泡酒は同101.6%(1.5P後退)だった。構成比は、ビールが49.7%(前年同期49.3%)、新ジャンルが35.6%(同36.4%)、発泡酒は14.7%(同14.3%)となった。

 

 なお、1〜9月の麦芽100%ビールは4社計で前年同期比103.3%の約5,883万箱、ビール内構成比は35.0%(前年同期33.7%)だった。麦芽100%ビールはプラス基調が続き、ビール内構成比も徐々に上がっている。

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