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2018年10月9日
大和製罐「エバースマイル」ムース食を刷新
実店舗での配荷増を目指す
大和製罐の介護食「エバースマイル」ムース食、とろみ飲料が引き続き拡大している。常温保存ができる「ムース食」はECで取り扱いが増加。市場の主流は一部調理が必要な冷凍製品だが、介護現場での人手不足などを背景に、調理の必要がない「ムース食」の需要が高まりつつある。近年多発する天災を背景に、備蓄食品としての評価も獲得した。「とろみ飲料」はとろみ剤が競合だが、類似品が少ないため、実店舗で独自のポジションを築いている。
発売5年目となった2018年は、9日に「ムース食」をリニューアルし、さらなる成長を図る。注力ポイントは、実店舗での配荷増を目的としたパッケージで、視認性が高く横陳列でも製品特徴がわかるデザインにしたほか、フック陳列が可能な取っ手を付けた。和洋中20種のラインアップ数は変わらず、メニュー内容、製品名を一部変更している。一方で「とろみ飲料」は変更なし。直近の動きとしては、「スポーツドリンク」と茶系の需要が安定的で「りんご」が伸びている。
今後はブランド認知の向上に取り組む。ホームページをリニューアルし、10月にはサンプリングキャンペーンを予定している。「『エバースマイル』の認知率はまだ高いとは言えないが、介護業界に従事している方から高評価をいただいており、リピート率も高い。エントリーを獲得し、スーパーやドラッグストアなどの小売店、介護施設内への導入につなげたい」(同社)。
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