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日刊食品通信
2018年10月3日

菓子大手生産拠点集約でロングセラー終売へ


グリコ「キスミント」、森永「チョコフレーク」

  今年に入り大手菓子メーカーが生産拠点を集約、これに伴い販売が苦戦しているロングセラー商品が終売を余儀なくされている。2017年には明治がコーンスナック「カール」の生産ラインを関東工場(埼玉県坂戸市)からグループ会社の四国明治に移設し、西日本地区販売へと発売地区を縮小。森永製菓、江崎グリコも生産拠点を集約、ロングセラーブランドが終売となる。

 森永製菓は9月28日の取締役会で菓子生産子会社の森永スナック食品(千葉県野田市)を19年12月に、森永甲府フーズ(山梨県甲府市)を20年3月に閉鎖、他の生産拠点に移管することを決議した。2社の閉鎖に伴い、森永スナック食品で製造する「ポテロング」は小山工場(栃木県小山市)へ移管。チョコスナック「チョコフレーク」と業務用コーンフレーク、「5袋ミニポテロング」は販売を終了。森永甲府フーズで製造する「ハイチュウプレミアム」「ハイチュウミニ」は鶴見工場(神奈川県鶴見市)へ移管。生産拠点を集約することで、老朽化設備の更新などの課題解決を推進し、中長期的な国内菓子食品事業の基盤強化へ取り組んでいく。同社は6月14日開催の取締役会で2018年中期経営計画期間(18〜20年)に高崎第3工場建設を含め総額約400億円の設備投資を決議。高崎第3工場建設に93億円、「カレ・ド・ショコラ」「ダース」の生産拠点集約・増産設備、「ハイチュウ」生産拠点整備などに約80億円、「inゼリー」「チョコモナカジャンボ」の増産設備・その他新商品製造設備に約100億円など生産再構築に約280億円、そのほか既存設備の維持更新・改修など通常投資に約120億円を計画。主力ブランド群の生産体制をさらに強化する。

▼以下略

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