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日刊食品通信
2015年10月26日

チョコ値上げで300円ボックスが伸長


冬季限定品本格発売でカバーも

 7月のソリッドチョコ、ナッツチョコの価格改定で8、9月は値上げ対象商品は2ケタ以上のマイナスとなったものの、300円のボックスは値頃感からか伸長し、ブランド全体のマイナス幅をカバーするなど貢献している。

 値上げの影響が最も大きかったのはアーモンド、マカダミアのナッツ系チョコレートで、9月単月(前年対比)でみると、明治は「アーモンド」63%、「マカダミア」51%、ロッテ商事も「アーモンド」71%、「マカダミア」56%、江崎グリコ「アーモンド プレミオ」も80%台と、特売などセール頻度が大きく減少したことが影響した。ソリッドチョコも、想定売価100円のソリッドでマイナス幅が当初想定よりも大きく、明治「ミルクチョコレート」85%、「ガーナ ミルク」71%、森永製菓「カレ・ド・ショコラ」はカカオ70で135%と好調に推移したが、「ベネズエラビター」は81%にとどまった。

 

 しかし、苦戦したなかでも、300円ボックスは好調で、9月も明治「ボックス ミルクチョコ」133%「同 ブラック」124%。ロッテ商事も「ガーナ エクセレント」2品で157%と伸長。想定売価は値上げ以降、7円以上上がってきており、ハロウィン商品の好調、冬季限定品の本格投入された10月以降は、ソリッドチョコの最大需要期を迎える年末〜年明けのバレンタイン商戦に向けての積極的な販促が展開されそうだ。

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