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日刊食品通信
2015年10月15日

9月のアイス1%減(本紙調)


上期3%増、過去最高の14年上回るペース

 9月のアイスクリーム市場は、1%程度前年を下回った。8月下旬以降、曇りや雨の日が多く気温の低い日が継続。台風の影響で関東地方から東北地方では記録的な大雨となり、東日本太平洋側では上旬の降水量が平年比418%、東日本日本海側では上旬の日照時間が平年比36%を記録。9月上旬としては1961年の統計開始以来、それぞれ最多および最少の記録を更新した。マイナスとなったアイスクリーム市場だが、大いに健闘したといえるだろう。

 一方、上期累計では3%増で折り返しており、過去最高の売上高(4,369億円)を記録した2014年を上回るペースで推移している。9月の各社実績は次の通り。

 ロッテアイスは6%増(4-9月6%増)。「雪見だいふく」が26%増、「爽」が1%減、「クーリッシュ」6%減、「モナ王」は4%増、大人のひとときが上乗せとなった「レディーボーデン」が45%増、「バニラバー」が2%増、「ハーシー」が2%減、「ガーナ」が7%増。江崎グリコは3%増(同3%増)。「ジャイアントコーン」が8%増、「牧場しぼり」が20%減、「アイスの実」が倍増、「パリッテ」が10%減、「しぐれ」が15%増。マルチでは「ティエ」が3%減となった。森永乳業は7%増(同3%増)。「ピノ」が前年並み、「パルム」が8%増、「モウ」が60%増。ハーゲンダッツが19%減(1-9月2%増)。昨年が12%増とベースが高く、季節限定フレーバーが少ないこともあってマイナスとなった。

 

▼以下略

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