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2018年7月31日
サントリーコーヒーロースタリー、本格稼働
新焙煎豆使用の「THE CANCOFFEE」発売
サントリー食品インターナショナルは、多様化するコーヒー飲料市場の需要に対応するため今秋、「BOSS」の生産体制を強化する。グループ会社サントリーコーヒーロースタリー海老名工場に、日本初の高機能焙煎機を導入。7月から稼働を開始し、今秋には新焙煎豆を使用した新製品を発売する。30日には現地で工場の内覧会、今秋の「BOSS」の戦略が発表された。
同社は02年から大山厚木工場でコーヒー豆の焙煎を行ってきたが、今回生産能力の向上、また多様化する嗜好に対応するため、海老名工場に焙煎工場を設立。イタリア製の大型焙煎機2台とパイロット焙煎機1台を導入し、生産能力は従来の1.7倍となる。焙煎機は高機能で、従来より精緻な温度制御ができ、豆の種類や焙煎度の組み合わせで30万通りの香味作りが可能となる。投資額は20億円。
サントリーコーヒーロースタリーの三橋守男品質開発戦略部長は、「消費者のコーヒーに対する感度や要求は高まっており、さらに質の高い商品作りが求められている。新たな焙煎機では、『苦みがありながら、すっきり』など相反する味作りも可能となる」と話した。新焙煎機で焙煎された豆を使用した缶コーヒー「THE CANCOFFEE」(185g缶、115円)を9月4日に発売。豆の豊かな香りを引き出し、クリーンな味わいに仕上げた。
▼以下略
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