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日刊食品通信
2015年10月13日

9月飲料実績、天候不順も前年並み


缶コーヒー好調

 清涼飲料の9月飲料実績は、前年並みで着地した。前半は雨や台風など天候不順に見舞われたが、後半天候が持ち直し、前年実績を維持した。稼動日は大半のメーカーが1日減となったが、前年実績が3%減とベースが低かったことも寄与した。

 カテゴリーでは、最需要期の缶コーヒーが好調。新商品やリニューアルで棚が活性化、天候も後押しとなり主要ブランドはほぼプラスとなった。累計は僅かにマイナスし0.5%増。主要メーカー別実績は以下の通り。

 コカ・コーラグループ=「綾鷹」がプラスとなるも、「コカ・コーラ」「アクエリアス」「ジョージア」がマイナスとなり、全体は6%減(累計1%減・いずれも本紙推計)。

 サントリー=「BOSS」は「プレボス 微糖」の寄与もありボトル缶が大幅増となり9%増(5%増)、ミネラルウォーターは引き続き「スパークリング」「ヨーグリーナ」が好調で12%増(15%増)となるも、「伊右衛門」3%減(2%減)、「ペプシ」3%減(12%減)などとなり、全体では3%増(2%増)。

 アサヒ=「ワンダ」が「エクストラショット」が年初計画の約1.7倍となる60万箱を売上げるなど好調で29%増(6%増)、「十六茶」がトクホの寄与で3%増(1%増)と好調に推移。炭酸は、「三ツ矢」が14%減(4%減)となるも、「ウィルキンソン」が19%増(13%増)と好調で7%減(3%減)。全体では7%増(5%増)で着地した。

▼以下略

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