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9月の流通菓子、2%増(本紙調)
ハロウィン関連好調
日刊経済通信社がまとめた9月の流通菓子出荷実績(金額ベース)は、合計で前年比102%と堅調に推移した。前半は気温が高かったものの、中旬以降は比較的涼しい日が続き、懸念された残暑の影響もなく、チョコレートを始めとする秋季新製品も計画通りの進捗状況となったようだ。さらに、ハロウィン商品の出荷も本格化し、各社ともチョコ、ビスケット中心に袋物のアイテムを増やしており各社110〜140%と、昨年に続き2ケタ伸長となった。反面、チョコの主力商品の価格改定、ビスケットの袋物の減量によるセール頻度の減少の影響も出ており、最需要期の年末商戦に向けて新たな販促が展開されそうだ。
チョコレートは、トータル95%と予想。7月の価格改定に影響でカテゴリー間で大きな開きがでた。ソリッドチョコは88%。板チョコは主力ブランドが80%台にとどまる中、機能性チョコや300円ボックスチョコが好調。ナッツ系は60%。価格改定の影響が最も出ており、セール頻度の大幅減少が影響。チョコスナックは104%。定番商品が堅調に推移し、秋季新商品導入も順調。
ビスケットは101%と推定。ソフトビスケット・クッキーは96%。定番品が苦戦。半生は105%と好調。キャンディは106%。ハードキャンディは100%。苦戦が続いていたのど飴が回復基調に。ソフトキャンディも微増を推定。キャラメルは前年割れ。グミは110%と引き続き好調。スナック菓子は101%。ポテト系は103%。新商品が寄与。コーン系は95%、ポップコーンは2ケタ伸長するものの、パフが苦戦。小麦粉系105%。チューインガムは97%と推定。デンタル系は前年を上回るものの、エチケット、フルーツ系が苦戦。
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