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2018年7月2日
関東甲信地方、過去最速の梅雨明け
ビール、清涼飲料など需要増に期待
気象庁は6月29日、関東地方の梅雨明けを発表した。6月中に梅雨明けするのは、統計開始以降初めてのこととなる。
関東地方の梅雨明けは昨年は7月6日、平年で7月21日頃。今年は29日時点では、九州〜東海地方はまだ梅雨明け宣言がされていないが、関東地方は平年より22日早い。29日は東京で今年一番の暑さとなり、今週末も猛暑日の予報となっていることから、ビール類、RTD、清涼飲料、アイス、乾麺など関係業種の需要増加に期待がかかる。
清涼飲料では急な気温上昇などの影響で、6月最終週は止渇飲料を中心に動きが活発化。また、18日の大阪地震を受けて、全国的にミネラルウォーターの需要が高まっていることも後押しとなっている。梅雨明けは、夏物商材にとっては追い風となるが、予想外に「早い」梅雨明けとなったことで需給調整に混乱が生じる恐れもある。特に、降雨量が平年の6割程度にとどまっていることなどから水不足の問題につながる懸念もあり、今後の天候状況が注視される。
ツナ缶の主原料キハダマグロが高騰している。国際指標となるバンコク(タイ)相場は、今年に入り続高基調をたどり、4月以降は空前の魚価高を記録した2013年以来、5年ぶりの高値圏にある。
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