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日刊食品通信
2015年9月24日

夏場(6〜8月)流通菓子出荷、微減


7月のチョコ主力品の規格変更の影響、想定内に

  日刊経済通信社調べによる夏場(6〜8月)の流通菓子出荷実績(金額ベース)は、合計で前年比99%の微減となったようだ。4〜6月がチョコレート、スナックを中心に好調に推移し、6月以降もその流れが継続。6月はチョコスナックやキャンディ類の低調で98%と前年を割るものの、7月はソリッドチョコ、ナッツチョコなどの価格・規格変更による新規導入が寄与し106%に。8月は前半の猛暑と規格改定を行ったナッツ系チョコの苦戦もあり93%にとどまった。ただ、懸念されていたチョコ主力品の改定については、夏場の気温が比較的低かったこともあり、当初予想よりマイナス幅が小さく、スムーズな導入といえそうだが、「年内一杯は推移に注視していく必要がある」(大手総合菓子・営業)など、最需要期に向けての積極的な販促が増えていきそうだ。

 カテゴリー別では、チョコレートが6〜8月102%。7月は主力品の規格・価格改定に伴う導入で単月113%と伸びるものの、9月は94%にとどまった。特に、9月はナッツ系80%前後、ソリッドチョコと荷動きが鈍化。チョコスナックなど一部秋季新商品が前倒しで入ったチョコスナックが2ケタ近い伸長となったものの、マイナスをカバーできなかった。

 

 ビスケットは6〜8月100%。6月101%、7月103%と堅調に推移したが、8月が猛暑の影響により96%にとどまった。キャンディも6〜8月100%。グミは好調なものの、のど飴を中心とするハードキャンディ、キャラメルは低調。スナックは103%。ポテト系、ポップコーンがけん引。チューインガムは97%。デンタル系は前年を上回るが、小粒板、エチケット系は苦戦している。

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