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2018年5月2日
4月のビール、仮需反動の色濃く
新Jは新製品群が底上げ
本紙が推定した4月のビール類販売実績は、国産メーカー大手4社計で前年同月比95.6%となった。マイナスは11ヵ月連続。
サントリー「ザ・プレミアム・モルツ」本体の2ケタ増、アサヒ「グランマイルド」の好スタートなどプラス材料もみられたが、4月からの一部業務用リターナブル商品価格改定に伴う仮需の反動が大きく響いたビールが91.6%と2ヵ月連続のマイナスとなったほか、キリン「淡麗プラチナダブル」「同グリーンラベル」など一部機能系は堅調だった発泡酒も93.8%で11ヵ月連続のマイナス。その一方で、好ペースで拡大が続くキリン「のどごし ストロング」と「本麒麟」やサントリー「頂」と、好スタートを切った「頂 極上ZERO」などがけん引した新ジャンルは101.6%と2ヵ月連続のプラスだった。カテゴリー構成比は、ビールが47.1%(前年同月49.2%)、新ジャンルが39.5%(37.2%)、発泡酒は13.3%(13.6%)。
1〜4月累計は3カテゴリー計で前年同期比97.8%。3月時点から0.9ポイントの後退。ビールが95.8%(1.8ポイント後退)、新ジャンルが101.8%(0.1ポイント後退)、発泡酒は93.9%(0.1ポイント後退)で、構成比はビールが47.6%(前年同期48.6%)、新ジャンルが38.7%(37.2%)、発泡酒は13.7%(14.3%)だった。
ビールはキリン「一番搾り」、サッポロ「黒ラベル」などがプラス、新ジャンルは単月同様、「のどごし ストロング」「本麒麟」「頂」「同 極上ZERO」といった新製品群が底上げに貢献している。
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