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日刊食品通信
2018年4月19日

29年冷食生産量、過去最高更新(協会)


業務用は3.5%増、家庭用は2.3%増

  日本冷凍食品協会は18日、29年(1〜12月)の冷凍食品国内生産量高を発表。生産量は160万968t(前年比103.0%)と2年連続増加し160万tを突破して過去最高を更新した。生産金額は、7,180億円(104.5%)と増加し、平成14年以来の7,000億円台となった。全体的に好調で、前年に77.7%と大幅減少した農産物は104.2%とやや回復した。

 このうち、業務用は数量94万9,472t(103.5%)、金額は4,160億円(104.4%)と数量・金額ともに2年連続増加。一方、家庭用は数量65万1,496t(102.3%)と3年連続増加、金額は3,020億円(104.7%)と1年ぶりに増加した。これにより、業務用と家庭用の比率は、数量ベースで業務用59.3%(前年59.0%)、家庭用40.7%(41.0%)、金額ベースでは業務用57.9%(58.0%)、家庭用42.1%(42.0%)と数量ベースでは業務用、金額ベースでは家庭用の比率が上昇した。

 一方、国内消費量(国内生産量+冷凍野菜輸入量+調理冷凍食品輸入量)は、285万5,330t(前年比104.7%)。総人口で割った国民1人当りの年間消費量は、22.5kg(前年21.5kg)。いずれも過去最高を記録した。

 品目別でみると、増加量が大きかったのは、炒飯(7,953t増、110.4%)、スパゲッティ(7,771t増、113.4%)、カツ(7,760t増、113.3%)、卵製品(4,008t増、109.5%)など。炒飯とスパゲッティは家庭用、カツは業務用がそれぞれけん引した。逆に減少量が大きかったのは、うどん(5,252t減、96.8%)、魚類(2,655t減、86.8%)、たこ焼き・お好み焼き(2,326t減、95.3%)など。

▼以下略

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