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日刊食品通信
2018年4月3日

3月のビール販売、仮需と反動が錯綜


1〜3月は新ジャンルのみプラスに

  本紙が推定した3月のビール類販売実績は、国産メーカー大手4社計で前年同月比98.2%となった。マイナスは10ヵ月連続。

 ビールは、アサヒ「スーパードライ〈瞬冷辛口〉」が上々の滑り出しをみせたものの、4月からの一部リターナブル商品値上げに伴う仮需と、3月からの先行値上げに伴う仮需の反動、昨年発売されたエクステンション商品の反動などが入り乱れての90.7%、2ヵ月ぶりのマイナス。新ジャンルは、「本麒麟」の120万箱(ビール大びん換算)に迫る好スタートやサッポロ「麦とホップ」のリニューアル、サントリー「頂〈いただき〉」やキリン「のどごし〈ストロング〉」といった高アルコール系の拡大、一部健康機能系の健闘などで111%と2ヵ月ぶりのプラス。発泡酒は一部健康機能系が健闘したものの91.4%と10ヵ月連続のマイナスだった。カテゴリー構成比は、ビールが47%(前年同月50.9%)、新ジャンルが39.5%(34.9%)、発泡酒は13.6%(14.2%)だった。

 一方、第1四半期(1〜3月)の実績は、3カテゴリー計で前年同期比98.7%の約7,784万箱となった。昨年、新ガイドラインを先行実施したキリンに反動増や新製品効果が出たほか、新ジャンルが順調に伸びたサントリーが前年実績を上回ったと推定される。

▼以下略

 

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