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日刊食品通信
2016年12月5日

永谷園HD、英・フリーズドライ食品を取得


FD加工技術中心に海外展開を推進

  永谷園ホールディングスは2日開催の取締役会で、英国のフリーズドライ食品会社Chaucer Food Groupの親会社のBroomco (3554) Limited(本社:North Humberside、CEO:Andrew James Ducker、以下Broomco社)の株式を産業革新機構と共同で取得し、株式取得に伴う資金借入れを決議。同日付で株式譲渡契約を締結を行った。

 出資比率は同社が60%、産業革新機構が40%。取得価額は概算合計133百万米ドル。同社がBroomco社の株式を100%取得後、産業革新機構に40%を譲渡する。

 Broomco社の子会社Chaucer Foodグループはフリーズドライ食品を中心にパン製品など製造販売を事業としている。15年12月期の連結売上高は139,321千ドル(14年12月期118,939千ドル)、営業利益は
▲266千ドル。

 取得目的は今後の成長目指すため、新たな事業領域が最重要課題で、同社でもフリーズドライ商品を日本国内で展開、今回の取得で「フリーズドライ加工技術」を中心に海外展開を推進する。Broomco社は、英国を本拠とするグローバルな販売チャネルと生産拠点を持ち、アメリカ、フランスなどにも生産拠点を持つ。Chaucerグループの海外の豊富な経営資源、永谷園グループが長年培ってきた製造ノウハウを融合させ、グループとして海外事業の拡大・強化を図る方針。

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